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 「ひと手間」がもたらす豊かな時間 やちむん×彩ごはんの食卓

[2]冬瓜のそぼろ煮



沖縄の陶器「やちむん」を使って、まずはできる範囲からでも手をかけたお料理をしっかりと作り、自分らしい食卓を楽しむためのこの企画。那覇市首里の沖縄料理のお店「彩ごはん うない」の運天姿子(うんてん しなこ)さんに伺って、お料理の作り方とポイントをご紹介していきます。

今回の献立は「冬瓜のそぼろ煮」。主役の冬瓜は沖縄の言葉で「シブイ」「スブイ」と呼ばれるポピュラーな野菜です。手頃な値段で手に入り、沖縄では年中出回っているため、ソーキ汁などいろんな料理で使われています。日頃は脇役に回ることが多い冬瓜ですが、今回は煮物の主役として調理していきます。

そぼろ煮アップ

 体を温める効果のある生姜もひとかけほど加えて、寒い冬にぴったりのぽかぽか料理に仕上がっています。運天さんからのアドバイスとしては「鍋での味付けは気持ち薄めがいい」とのこと。食卓で調味料を加えたり、各々好みのアレンジを加えられるようにという心配りだそうです。

盛り付けに使う器ですが、やちむんのお皿は一般的に割と深みがあり、今回の煮物のように汁気の多いお料理の盛り付けにもぴったりです(伝統的に沖縄には汁ものが多く、深みのあるお皿が多く作られるようになったと言われています)。ぜひ、お気に入りのやちむんで見た目にも楽しい、温まる冬の食卓をお楽しみください。

[冬瓜そぼろ煮の作り方](4人前)

冬瓜そぼろ煮素材 [材料]
・冬瓜 400g~800g
・しめじ 1~2パック
・豚ひき肉(粗みじん切り) 150g~300g
・生姜 2~4g・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・泡盛(料理酒) 大さじ1 
・塩 小さじ1
・だし汁 1カップ
・片栗粉 大さじ2

1.冬瓜は皮をむき種を取り、大ぶりに切り分ける。皮は非常に固いので、むくというよりスライスして切り落とす要領で処理するとよい。

冬瓜の切り方 冬瓜の切り方2

ひと手間ポイント!

冬瓜そぼろ煮ひと手間ポイント 運天さんの育ったご実家では皮をむいた冬瓜を水で洗い、塩をふった後ボウルをよくゆすってまんべんなくなじませてから、しばらく置いておくそうです(この日は1時間ほど)。
あく抜きと下味の効果が期待できます。時間はもっと短くてもよいそうなので、ぜひ試していただきたいポイントです!



2.生姜は皮をむいて千切りし、鍋に油を入れて炒める。その後ひき肉を加えて炒める。

生姜炒める ひき肉炒める

3.八分ほど火が通ったら冬瓜を入れて、表面に火が通る程度に炒める。その後、石づきを取り、小分けにして洗っておいたしめじを加えて混ぜながら炒める。

生姜とひき肉に冬瓜投入 生姜とひき肉と冬瓜にしめじ投入

4.だし汁を加え、泡盛(料理酒)を回し入れて10~15分ほど蒸し煮する。醤油、みりん、塩で味をととのえて、しめじがしんなりしてきたら、水溶き片栗粉でとろみをつけてでき上がり。お好みでコチュジャンなどを加えてもよいです。

泡盛投入 出汁汁投入

盛り付けはお気に入りのやちむんへ。

赤絵4寸マカイ 国場紋


撮影協力/首里 彩ごはん うない
住所/沖縄県那覇市首里汀良町1-32-1-1F
TEL/098-988-9595
http://u-n-a-i.blogspot.jp

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