やちむん
暮らしに“沖縄の風景”を迎え入れる
沖縄で「焼き物」を意味する言葉が“やちむん(やき=やち/もの=むん)”。
土・火という自然の力と、つくり手の手仕事が重なり合って生まれる、沖縄の暮らしそのものを象徴する器です。
やちむんの歴史は琉球王国時代までさかのぼり、現在の那覇市壺屋が産地として発展。陶工たちが王府の御用窯を担い、島の自然や祈りの世界を文様として器に表現してきました。
土の配合、釉薬の調合、火の癖など、工房ごとに世界観の異なる「沖縄の風景」が器の中に宿ります。やちむんには、唐草(繁栄)・魚(豊穣)など、暮らしの幸福を願う縁起文様 が描かれることが多く、結婚祝・出産祝いなど “人生の節目の贈り物” としても選ばれてきました。
お祝いの席にも、ふだんの食卓にも。やちむんは、使うたびに沖縄の自然と祈りを思い出させてくれる器です。
ゆいまーる沖縄<Online>では、沖縄各地の作り手さんから仕入を行い、工房ごとの個性豊かな器を取り揃えています。あなたの暮らしに寄り添う一枚を、ぜひ見つけてください。