「ひと手間」がもたらす豊かな時間 やちむん×彩ごはんの食卓
［5］ニンジンしりしり
沖縄の陶器「やちむん」を使って、まずはできる範囲からでも手をかけたお料理をしっかりと作り、自分らしい食卓を楽しむためのこの企画。那覇市首里の沖縄料理のお店「彩ごはん うない」の運天姿子 さんに伺って、お料理の作り方とポイントをご紹介していきます。
4月といえば新年度。進学や就職、転勤などで新たな環境での生活がスタートした方も多いのでは？ 当コラムでレシピを教えていただいている運天さんの「彩りごはん うない」にとっては、故郷・沖縄に移転オープンして1周年を迎える節目でもあります。 これからも素敵なお料理を楽しみにしていますね。おめでとうございます！
さて、今回ご紹介するのは「ニンジンしりしり」。近年急速に認知が広まり、沖縄ファンの間ではすっかりおなじみとなった感のあるお料理です。「しりしり」というかわいい響きの名前の由来は、ニンジンを専用のおろし金でスライスする時の「すりすり」というオノマトペが沖縄風になまったものとみられます。野菜がしっかりとれるのもうれしい、大人から子どもまで幅広く人気のメニューです。
通称「しりしり器」と呼ばれる専用の調理用具は沖縄のホームセンターや大型スーパー、ネットショップなどで購入が可能です。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね！
材料
・ニンジン 大1本
※この日は撮影用に彩りを加えるため、
小さめを2本にして黄色い島ニンジンを
加えています。
・玉ねぎ 1/4個
・豆腐（水切りをしておく） 1/3丁
・卵 1個
・ツナ缶 1/2缶
・サラダ油 大1
・塩コショウ 適宜
・松の実・クコの実・かぼちゃの種 各適宜
1. ニンジンは皮をむいてしりしりする。玉ねぎは皮をむき薄くスライスする。
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2. フライパンに油を熱して、水切りをしておいた豆腐を手で崩しながら焼きつけ、塩少々をふる。
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3. 玉葱を加え香り立つまで炒め、ニンジン、ツナを加えて油が回るまで炒めたら、塩で味を調え、醤油をたらし、黒コショウを振る。
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4. 溶き卵を回し入れて火を止め、余熱で火を通す。
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5. 6.やちむんに盛り付けてできあがり！ お好みで松の実やクコの実、ニラなどを散らして彩りを加えましょう！
■五寸皿（緑釉）／ノモ陶器製作所
■五寸皿(コバルト唐草）／陶眞窯
■五寸皿(デイゴ唐草）／陶眞窯
■五寸皿(線唐草）／陶眞窯
■皿5寸菊紋／育陶園
■皿5寸白イッチン／育陶園
撮影協力／首里 彩ごはん うない
住所／沖縄県那覇市首里汀良町1-32-1-1F
TEL／098-988-9595
http://u-n-a-i.blogspot.jp
［今回使用した器］
