島の自然に寄り添う、もうひとつの時間
「おきなわこよみ」
沖縄の暮らしの根っこには、今も「月の満ち欠けをベースにした暦(旧暦/太陰太陽暦)」のリズムが静かに息づいています。かつて琉球の時代から、沖縄の人々は自然のリズムと共に暮らしてきました。四方を海に囲まれたこの島では、潮の満ち引きを教えてくれる月の動きを知ることが、命を繋ぐ漁や農に欠かせなかったからです。
1872年以降、日本の暦は「新暦(太陽暦)」へと変わりました。けれど沖縄では今も、暮らしの根っこに旧暦が静かに息づいています。新月(1日)と満月(15日)に台所の神様「ヒヌカン」へ家族の平穏を祈り、旧盆や清明祭(シーミー)には、先祖も現世もひとつの大きな家族のように集う。そこには、目に見えない繋がりを慈しみ、自然を畏れ敬う、沖縄ならではの「心」が今も大切に受け継がれています。
現代の忙しい毎日の中で、旧暦のすべてをなぞることは難しいかもしれません。でも、ふとした瞬間に月の満ち欠けを意識するだけで、自然のリズムを感じて、ふっと肩の力が抜け、知らず知らずのうちに心が少し落ち着いていくかもしれません。
「おきなわこよみ」は、沖縄で大切にされている旧暦を今の暮らしに翻訳し、あなたの心をほんの少し整えるきっかけをつくるために生まれました。
このシリーズは、沖縄出身のクリエイターおふたりと共に生まれた、ゆいまーる沖縄のオリジナル商品です。アートディレクションを「SUNNY&SOL」の林さやかさん、イラストレーションを山里美紀子さんが手掛け、沖縄の文化や空気感を大切に表現しました。