沖縄の風土を、すこやかな食卓へ。
さとうきびの灰から生まれた、「KIBIJIRO WAN」
毎日使うものだからこそ、シンプルで使いやすいものを。 沖縄の言葉でお碗を意味する「マカイ」。
ゆいまーる沖縄のオリジナルブランドserumamaの『KIBIJIRO』は、沖縄の豊かな自然と、人々の営みの循環から生まれました。
沖縄県産の黒糖の原料であるさとうきびの、汁を絞った残りの繊維を焼いた灰から作られたものです。きび白釉薬だけでなく、色釉薬や内側の透明釉もできる限り県産の素材が用いられています。
沖縄の「循環」をまとう釉薬
最大の特徴は、縁に使用されている「きび白」という白い釉薬です。沖縄の特産品である黒糖を作る際に出る、さとうきびの絞りかす。その灰を釉薬として再利用しています。この「きび白」と色釉薬の間にあえて隙間を作ることで、素材そのものの白土の色を覗かせ、沖縄の風景を表現しました。
毎日手に取りたくなる「軽やかさ」と「機能」
白土を多く配合し、従来の陶器よりも薄く成形。軽さと持ちやすさを実現しました。
- 高台(こうだい): 少し高く設計することで、指がかりが良く、食事中も洗う時も手におさまりやすい形です。
- 内側の工夫: 白米や炊き込みご飯が美しく映えるよう、内側は白土の色を活かした透明釉で仕上げています。
五感で楽しむ、沖縄の海の情景
外側のカラーバリエーションは、沖縄の海が見せる一瞬の表情を映し出しています。
- ・BLUE:職人の調合による、晴れ渡る昼の海のような優しい青。
- ・MOSSGREEN:台風のあとの深い内海を思わせる、鉄分を含んだ落ち着いた緑。
- ・LIGHTGREEN:貫入(ひび模様)が美しく、育てる楽しみがある淡い緑。
- ・BROWN:沖縄北部の鉱物「鬼板」から作られた、大地の力強さを感じる琥珀色。
- ・BLACK:鬼板の鉄分を活かした艶やかな黒。夜の海のような静寂。
境界線に宿る、沖縄の原風景。
「きび白」釉薬と色釉薬のあいだに、あえて残されたわずかな隙間。そこには、焼きの過程で現れる柔らかな赤みと、沖縄の土そのものの色が顔をのぞかせます。
職人が一つひとつ手仕事で釉薬を掛けることで生まれるこの繊細なゆらぎは、 食卓でふと器を眺めるたび、沖縄の澄んだ海や空、豊かな山の情景が心に広がるようです。
サイズについて
器は、MとSの2種類ございます。
Mは通常のお茶碗のサイズ感。Sは少し小ぶりで、軽く小盛りでごはんを食べたい時にちょうど良いサイズです。
作り手について
KIBIJIROを製作していただいているのは、読谷村に工房を構える「陶眞窯」さん。
多くの職人が集い、伝統的な「やちむん」の技を研鑽し続ける沖縄屈指の工房です。熟練した職人たちの技術と、素材を慈しむ心が一つになることで、シンプルながらも沖縄の情景を映し出すKIBIJIROの繊細な表情が生まれます。